コーキングの役割とは
2022/12/20
サイディングを使用した建物の外壁を見ると、所々ゴムのような部分があることが分かると思います。
このような部分をコーキングといいます。
一見目立たないコーキングですが、どのような役割をもっているのでしょうか。
今回は、コーキングがもつ役割についてご説明します。
コーキングの役割
コーキングとは、シリコンやウレタンでできた目地剤を使って外壁の隙間を塞ぐ工事です。
外壁に近付いて見ないと気付かないような細かい部分ですが、コーキングには以下のような役割があります。
建物の気密性を上げる
外壁の継ぎ目をコーキングで塞ぐことで、外気が建物内に与える影響を抑えます。
冬の冷たい空気が室内に入りにくく、快適に過ごすことができるでしょう。
建物の防水性を上げる
隙間なくサイディングを貼ったとしても継ぎ目が隙間となり、雨水が入り込む可能性があります。
コーキングをすることで、外壁からの雨水が原因で躯体が腐蝕するのを防いでくれます。
建物の耐震性を上げる
地震の際に建物が揺れるとコーキングがクッションのような役割をし、サイディング同士がぶつかるのを防ぎます。
これによって、建物への負担を抑えることができるのです。
まとめ
コーキングはあまり目立たない部分ですが、とても重要な役割を担っています。
コーキングがあることで建物の気密性・防水性・耐震性が上がり、安心で快適な建物になるのです。
サイディング外壁の構造上、コーキングは必要不可欠な部分と言えるでしょう。